KENTARO KOBAYASHI SOLO CONTE LIVE「ポツネン」@神戸オリエンタル劇場


ホットケーキミックスはクラブミュージックじゃありません


今日は小林賢太郎さんの1人芝居(正確にいうと1人コント)を見てきました
脚本・演出・美術・出演全て彼1人の手によるもの


もはや芸術の域ですよ
無駄なものは一切なし
床は黒、背景は白、小林さんも正装というモノトーンの空間で
セットは卓上コントの時以外なし


本当に細かいとこまで作りこまれてて
悔しいくらいにイチイチおーってなってしまった
凄すぎるんだよね
頭良すぎる
常に観客の一歩先を行ってる感じ


普通の1人芝居のようなものから
卓上マジックならぬ
卓上コント
無声のパントマイムコント
そしてハンドマイムと称した
自らの手1つと映像によるコント
など
様々な形のコントを披露してくれました↓
(題名は勝手につけてみた)


・ジョン
・電話
・卓上コントⅠ
・スポーツ
・ハンドマイム
・世界一悲しいお好み焼
・卓上コントⅡ
・悪魔
アンコール
・卓上コント(神戸バージョン)



ジョンはいつものラーメンズの感じに似ていたかな
最後のどんでん返しがすごい
あれどーやったんだろうなぁ


電話では本当に部屋が見えてくるような
小林さんの演技力に圧倒されつつも
細かいネタが多くて笑いっぱなしだった


卓上コントはアナグラム(言葉遊び)で
いろんな言葉を並べ替えてそこから他の言葉を作り出していくというもの
これはかなりIQの高いコントだと思いましたすげーなぁ
小林さんは絵や字が意外とかわいいですね
鼻兔を思い出しました
途中のイカの歌で小林さんの生の歌声が聴けたので大満足(笑)


スポーツは全く無声のパントマイムコント
最初は意味わかんなくて??って思ったけど
だんだん意味がわかってきてかなり笑わせてもらいました
無声でもあれだけ表現できるのは演技力だよねぇ〜


ハンドマイムは紙芝居みたいな映像が映し出されるスクリーンの前で
小林さんが自らの手を人間に見立てて演じるというものでした
音と映像に合わせて遠近法とかいろんな趣向を凝らしながら動く手は本当に人間みたいで
マリオを思い出しました(笑)


世界一悲しいお好み焼きはビックリしつつも
小林さんのペースに巻き込まれてました
様々なキャラの演じ分けがすごかった
途中で思いっきり「間違えた」って言ってましたね(笑)


次は再び卓上コント
今度は先ほどとは違って出来上がった言葉について
絵じゃなくて小林さんの演技で説明
最後の二つは本当にほぉーすげぇーってなった
ただ並べるだけじゃなくて順番まで全て計算しつくされていたのね感動
最初手が映った時に小林さん小指に指輪なんかしてるよー
とか思ったらそれも全部小道具でしたね
やられた


悪魔はちょっと深い内容だったね
最初まっくらなとこから始まって
あの図形からいろんなものが生まれることに感動したよ
時計になったり道になったり世界地図になったり
日本列島になったり...
トヨタホームのネタも軽くはさんだりしてたけど(笑)
で最後の最後でやられたーっ
あぁあのコントと繋がってたのかっ
とか思ってるうちに手から火が出てきて
あっこれフライヤー!!ってやっと理解する
と同時に幕が降りてきて...終わり
かっこよすぎるぜ
ほんとやられたーって感じだよ
すげーっ



次は何するんだろう?ってずっとワクワクしていつまでも終わって欲しくなかったなぁ


この人ホントに天才だわ


なんかもう一回みたい
一回だけじゃ全部理解できないとことかあったしな
DVD出ないかなぁ
来年の2月にまた神戸に来るらしいのでまた見に行きたい



心から尊敬します小林さん